2022年12月28日放送

新しい『遠野物語』を創るプロジェクト パンフレットデザイン展

遠野高校の生徒たちが遠野まちなかにある店舗のパンフレットをデザインし、その展示が現在、とぴあ1階のホールで行われています。展示されているのは、遠野まちなかにあるアンドー洋品店や小林荒物雑貨店など6店舗のパンフレットです。これは、遠野高校が総合的な探究の時間として地域の協力のもと生徒自らが課題を発見し解決に向けて取り組む「新しい『遠野物語』を創るプロジェクト」の一環で実施しました。パンフレットをデザインしたのは、「はじめてのデザイン〜デザイン思考を学ぼう〜」ゼミのメンバー24人で、講師は、市内在住のグラフィックデザイナー阿部拓也さんが務めています。生徒たちは、6つのグループにわかれて遠野のまちなかを散策、テーマにしたいお店を調査したあと、対象となるお店を決めて自らが取材を行い情報を集めて整理しパンフレットに入れ込みました。テーマカラーを決めたりどんな人に手にとってもらいたいかを考えたりしながらデザインの方向性を決めお店の魅力が伝わるよう制作を進めてきたということです。この日は、当番の安部結香さんと山口心那さん、菊池さくらさんの1年生3人が、とぴあを訪れた人に自ら声をかけアンケート調査を実施していました。パンフレットを見た人からは、「専門家がつくったものだと思った」とデザインを褒める声や文字の大きさについての意見もあり、3人はその貴重な声をしっかりメモしていました。この展示は、来年1月9日(月曜日)までとぴあ1階ホールで実施され、そのうち、生徒が居るのは1月4日から6日までの3日間で、時間は午前10時から正午となっています。生徒たちがお店の人たちとどのようにコミュニケーションをとりどんな考え方でパンフレットをデザインしたのか、ぜひ見に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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