2022年12月16日放送

第13回 遠野市農林水産振興大会

遠野市農林水産振興大会がきのう(15日木曜日)あえりあ遠野で開かれました。この大会は、農林水産業者の生産意欲を高めようと農作業などが一段落するこの時期に遠野市農林水産振興協議会が開催しています。ことしの大会には市内の農業従事者などおよそ100人が参加するなか、はじめに緑峰高校生産技術科3年生の生徒たちが10月の全国大会で日本一に輝いたプロジェクトを発表しました。続いて表彰式が行われ長年にわたり市内農林水産業の模範となりその発展に寄与した14個人4団体に表彰状が贈られました。また、ことしの大会では前日に開催された模擬お米選手権の審査結果が発表されました。この選手権は市内水稲栽培農家の生産意識を高め、良質なお米作りにつなげようとはじめて開催され市や県、JA関係者など5人の審査員が遠野産の4種のお米を香り・外観・味・粘り・硬さの5項目で審査しました。審査の結果、青笹町で栽培された「あきたこまち」が1位を獲得しています。模擬お米選手権を監修し結果を発表した五つ星お米マイスターの河内克倫さんは「売れるお米を目指すためには周知などを図れる選手権の開催が大切である」と伝えていました。大会の終わりには、有害鳥獣被害や農業経営安定対策など農業を取り巻く意見と課題の共有を図り、出席者たちは今後の農林水産業の取り組みに理解を深めた様子でした。

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