2022年12月14日放送

第2回遠野市上下水道事業審議会

上下水道事業に係る重要事項などについて調査・審議する遠野市上下水道事業審議会がきょう(14日水曜日)開かれ委員が水道施設などを見学しました。遠野市上下水道事業審議会は、遠野市の水道事業および下水道事業の効果的かつ効率的な運営を図るため今年10月に発足された市長の諮問機関です。この審議会では今年度、上下水道事業について理解を深めながら課題を見つけ、来年度から本格的な審議に入っていきます。きょうの審議会には上下水道利用者である市民や有識者などからなる委員9人が参加するなか、遠野浄化センターや高室浄水場を見学し、市内上下水道施設の現状を確認しました。はじめに遠野浄化センターの見学が行われ委員たちは藤井晃センター長の案内のもと、設備の監視・制御を行う中央監視室や水質試験室などを回りました。藤井センター長は市内から集められた下水が浄化されるまでの流れや毎日実施しているという水質の試験方法などを説明したほか、施設、設備、ポンプの経年劣化にともなう維持管理費などの増大が懸念事項として挙げられていることなどを伝えていました。続いてバスの中から外部設備を見学した委員はそのまま高室浄水場に移動し施設の概要について事務局から説明を受けました。それによりますと各種設備の役割をはじめ、高室浄水場の水は土淵町琴畑で取水されていること、また自然に近い緩速ろ過という方法で水を綺麗にしていることなどが伝えられていました。見学を通して委員は施設の現状や課題などについて理解を深めている様子でした。なお、次回の遠野市上下水道事業審議会は来年2月中旬を予定しており、水道及び下水道事業の経営に関する説明が行われるということです。

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