2022年12月12日放送

郷土料理伝承会

長年愛されてきた郷土料理を次の世代に伝える郷土料理伝承会が先週金曜日(9日)緑峰高校で開かれました。この郷土料理伝承会は長年受け継がれてきた遠野の郷土料理を次の世代につなげていこうと遠野地域食の匠連絡会と遠野普及サブセンターが開きました。伝承会では、緑峰高校生産技術科生活文化コースの2年生7人が「岩手県食の匠」に認定されている附馬牛町の小向幸子さんから「鎌焼きもち」と「かねなり」の作り方を教わりました。はじめに生徒たちは農繁期、田畑で食べる小昼として作られていた遠野の郷土料理「鎌焼きもち」に挑戦しました。生徒たちは小向さんからみそあんに入れるクルミは食感を残すために粗く砕くこと、またそれを包む生地は硬くならないようこねすぎないことなど、ポイントを教えてもらいながら手際よく「鎌焼きもち」を完成させていました続いて「かねなり」にも挑戦し、普段なかなか体験することができない郷土料理作りを楽しみながら作業を進めていました。料理が完成するとみんなで机を囲み、自分たちで作った郷土料理の味に舌鼓を打っていました。この日生徒たちは郷土料理の作り方はもちろん、そのおいしさにも理解を深めた様子でした。

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