2022年12月7日放送

保健推進委員向け研修会ゲートキーパー養成講座

遠野地区の保健推進委員を対象にした研修会ゲートキーパー養成講座がおととい(5日・月曜日)あえりあ遠野で開かれました。ゲートキーパーとは、自殺の危険を示すサインに気づき、声をかけ、話を聴いて必要な支援につなげることができる人のことで、言わば、命の門番と位置づけられる人のことです。おととい開かれた研修会には、健康づくりに関する知識の1つとしてゲートキーパーに関する知識を深め地域住民に広めてもらおうと遠野地区の保健推進委員22人が参加しました。はじめに、市の担当者から市内の自殺の現状について説明がありました。それによりますと岩手県の自殺死亡率は平成26年と令和3年は全国1位で、自殺の原因としては、健康問題が大きく占めているということです。また、遠野市の自殺者数は令和3年が10人と多く、10人中7人が女性でそのうち4人は70代以上であり、男性は3人のうち2人は60代以上だったということです。続いて、岩手県立大学宮古短期大学部の河野暁子准教授がゲートキーパー養成講座を開きました。ほかにも河野准教授は、ゲートキーパーがやるべき5つのこと「りはあさる」について説明しました。中でも河野准教授は、傾聴することが悩んでいる人にとって一番大事な支援であると話しました。なお、次回のゲートキーパー養成講座は、来週月曜日(12日)松崎町と上郷町の保健推進委員を対象に健康福祉の里研修ホールで開かれるということです。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.