2022年10月10日放送

4年ぶりに開催 遠野市産業まつり

4年ぶりとなる遠野市産業まつりがおととい(8日・土曜日)ときのう(9日・日曜日)の2日間開催され、多くの来場者で賑わいを見せていました。45回目となる遠野市産業まつりは、台風と新型コロナウイルス感染症の影響で4年越しの開催となりました。初日は、JAふれあいまつりや森林のくに遠野まつり、とおの技能まつり、遠野テレビフェスタ2022、遠野わらすっこまつり、ぱすぽる食育まつりといった他のイベントも合同開催され、盛りだくさんの内容となりました。午前10時には市民体育館のステージで開会式典が行われ、多田市長が「忙しい中この日のために準備してきたみなさんの気持ちがあり、そして、友好都市からも訪れてくださり、4年ぶりに開催できてとても良かったと感じる。事故や怪我のないよう楽しんでいただきたい」とあいさつしました。この日は、遠野市の友好都市である愛知県大府市から岡村秀人市長や兵庫県福崎町の尾ア??晴町長、東京都武蔵野市の伊藤英穂副市長などが訪れ、遠野市の産業まつりにコメントして華を添えました。このあと、来賓や合同開催するイベントの主催者がテープカットを行い盛大に幕を開けました。このあと、ステージでは子どもたちの踊りや遠野職業訓練協会によるミニ上棟式などのイベントが行われました。それでは、市民センター会場の様子を同時開催の遠野わらすっこまつり、遠野テレビフェスタ2022などと合わせてお届けします。遠野市産業まつりには、37の出店があり、遠野市の取り組みを紹介するブースや遠野市の姉妹都市を紹介するブースなどが設けられ、元ALTのスペンサー・ターリーさんも参加し盛り上げていました。また、遠野わらすっこまつりは、子どもたちの心身を育成し情操を豊かにするとともに地域みんなで子育てを応援、笑顔あふれるまちづくりを推進しようと3年ぶりに開催されました。5月5日の子どもの日に合わせて開催されていたことのある「こどもまつり」とは「わらすっこまつり」の前身で、こどもまつりの頃から数えるとことしで46回目です。会場では、子どもたちがたくさん遊んで帰れるよう遠野市レクリエーション協会や遠野市保育協会などの構成団体が趣向をこらしたさまざまなコーナーを設けていました。子どもたちは、伝承遊びコーナーでグループわらべのメンバーと羽子板での羽根つきやお手玉をして遊んだりはたらく車コーナーでかっぱ工事隊に案内してもらい重機の操作を体験したりさまざまな遊びの体験を楽しんでいました。駐車場では、消防フェアも開かれており、消防職員が着る防火衣の試着や救助工作車の展示に大喜びの様子でした。続いて、遠野テレビフェスタ2022では、利用者のみなさんに日頃の感謝を伝えようと、遠野テレビのスタッフや専門チャンネルの担当者たちが一緒になってイベントを盛り上げました。恒例となっている子どもに大人気のミニゲームコーナーやケーブルテレビ相談コーナーが設けられた他、目玉企画として、加入者に向けたお客様プレゼント抽選が行われました。一旦スタジオへかわって蔵の道ひろば会場の様子を、同時開催のJAふれあいまつり、森林のくに遠野まつり、とおの技能まつり、ぱすぽる食育まつりと一緒にお届けします。蔵の道ひろばの会場では、遠野市の友好都市が特産品を紹介したりわさびの品評会で最優秀賞を受賞したばかりの畑わさびや根わさびが即日販売されたりと食欲そそる魅力的なブースが並びました。遠野市の友好都市からは、愛知県大府市と兵庫県福崎町が自慢の特産品を用いて訪れた人たちを笑顔で出迎えていました。JAふれあいまつりでは、女性部のメンバーが自慢の商品を販売した他、新鮮な野菜が格安の値段で販売されあっという間に売り切れるほど活気づいていました。また、色や形から米のランクを見極めるといった一般の人からすると少し難易度が高そうなコーナーにも訪れた人たちが興味津々の様子で挑戦していました。足を進めた先では、木のぬくもり感じるイベント、森林のくに遠野まつりととおの技能まつりが開催され、木工品などが販売された他、さまざまな教室に多くの子どもたちが参加していました。この日は、中央大学・丸山ゼミの学生も参加しており、自分たちで企画提案しホップをモチーフに木で制作されたおしゃれなコースターを販売していました。また、恒例の大人気企画、刃物研ぎのコーナーには、この機会にぜひ自前の包丁を研いでもらおうと多くの刃物が持ち込まれ、担当する技術者は大忙しの様子でした。刃物研ぎは1本300円から受け付けられ、企画した遠野職業訓練協会では、ここで得た収益について全額遠野市に寄付することにしています。この他、遠野市産業まつりと初めての合同開催となったぱすぽる食育まつりでは、食育レシピの販売やスタンプラリー、正しい箸の使い方を学ぶ豆つかみゲームなど老若男女食育を学べる内容が目白押しでした。ぱすぽる食育まつりは、多くの人たちに食育について体感してもらおうと、平成27年に遠野市総合食育センターがオープンしてから6回目の開催となります。遠野市食育推進ネットワーク会議では、今後もイベントや講演会の開催、普及団体が地域で活躍することで、食育を親から子へ、じじばばから子へといった、世代で伝えていってもらえるよう活動を進めていきたいとしています。各イベントと盛りだくさんの内容で開催された遠野市産業まつりには、2日間を通して1万4千人が訪れ、さまざまな体験で身体を動かしたり秋の味覚を堪能したりして満喫していました。

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