2022年10月6日放送

遠野市上下水道事業審議会

遠野市上下水道事業審議会がきょう(6日・木曜日)発足され、委員9人に対する辞令書が交付されました。遠野市上下水道事業審議会は、遠野市の水道事業および下水道事業の効果的かつ効率的な運営を図るため新たに発足された市長の諮問機関です。委員は、上下水道使用者や有識者で構成され、発足となったきょう、9人の委員に対する辞令書が多田市長から一人一人に手渡されました。委員の任期は、令和6年3月31日までの1年半となっていて、今年度については上下水道事業について理解を深めながら課題を見つけ、来年度から本格的な審議に入っていきます。多田市長は、昭和50年代にインフラが整備され老朽化が進行している現状をふまえ、「修繕や更新、それに伴う予算のことも考えて進めていかなければならない」と、委員に対し忌憚のない意見を求めました。続いて、会長と副会長が互選され、会長には総務省経営・財務マネジメント強化事業アドバイザーの菊池明?さんが選ばれました。菊池明敏会長は、「遠野市の上下水道事業が良い姿を作っていくために少しでも力になれれば」とあいさつを述べました。このあと、事務局から上下水道事業の概要について説明がありました。水道事業については、昭和50年代に拡張整備が行われてから水道管の対応年数が経過しており、今後、全国平均を上回るケースで増えていくことから、老朽管対策をどう進めていくかが重要なポイントとなっています。また、下水道事業では、汚水処理費が使用料収益で賄えておらず、赤字経営の改善が必要とされています。委員たちは、次回、12月に、市内の水道・下水道施設の見学を行い、今年度については課題の整理をしていくことになります。

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