2022年10月5日放送

遠野中学校 建設業ふれあい事業

建設業で使う機械操作などの体験がきのう(4日・火曜日)遠野中学校で行われました。この取り組みは、建設業種への理解とイメージアップ、ものづくりの面白さなどに興味を持ってもらう機会にしようと、岩手県建設業協会遠野支部青年部会が平成2年度から毎年市内の中学校で開いています。今年度は遠野中学校を会場に開かれ、遠野中学校の1年生およそ120人が総合的な学習の時間を使って参加しました。来賓には、市環境整備部の奥寺国博部長や遠野土木センターの佐々木健所長、佐々木一人教育長が出席し、それぞれコメントを送ってことしの開催を盛り上げました。遠野土木センターの佐々木所長は、建設業の仕事について、道路や橋の建設・補修、冬になると除雪の作業など、不具合があれば自分たちの生活に大きな影響を与えるものばかりで、とても重要な仕事である事を伝えていました。このあと、生徒代表があいさつをし、さっそく体験に入りました。校庭には、バックホー4台、コンバインドローラー4台、クレーン付きトラック3台、高所作業車2台の計13台の建設機械が用意され、屋内には木工体験をするスペースが設けられました。外では、生徒たちが安全に体験できるようヘルメットと軍手を着用し、機械のそばには市内で建設業をPR・盛り上げている遠野かっぱ工事隊のメンバーが配置されました。生徒たちは、5つのグループに分かれてローテーションで1カ所1カ所を巡り、かっぱ工事隊の説明を聞いて実際に機械を操作したり試乗したりしながら建設業で使われている機械に触れていきました。参加した生徒たちは、機械操作の難しさを知ったり思っていたよりもスムーズに操作できて楽しさを感じたり普段味わうことができない場所からの景色を体感したりとそれぞれが建設業に対する理解を深めている様子でした。また、きのう、屋内で開かれた木工体験で生徒たちが実際に組み立てた棚は、1年生の教室に寄贈されたということです。主催した岩手県建設業協会遠野支部青年部会では、中学生を対象としたこの取り組みを継続しながら、今後は高校生に対してアプローチする機会も設けていきたいとし、遠野の子どもたちが遠野で就職を考えた時の一つの職業として建設業が位置づくよう励んでいきたいとしています。

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