2022年10月5日放送

遠野をテーマにした優れた作品を表彰 遠野文化フォーラム

遠野文化フォーラム「文化と観光をつなぐ」が今週日曜日(2日)市民センターで開かれました。ことしの遠野文化フォーラムは、これからの地域文化と観光の在り方を探る機会にしようと、「文化と観光をつなぐ」をテーマに開催されました。フォーラムでは初めに遠野や遠野物語に関する優れた作品を表彰する佐々木喜善賞の表彰が行われました。受賞したのは、綾織町の高橋好子さんの論文「綾織の民間信仰と地名・屋号調べ」、滝沢市の浜矢スバルさんの小説「曲馬師の明治」、宮古市の田鎖洋子さんの紙芝居「白蛇伝説」です。また、奨励賞は、上郷町の菊池京子さんの論文「遠野人が紡ぐ、遠野の物語〜遠野夢詩人に捧ぐ〜」、滋賀県大津市の森内こゆきさんの論文「「物語り」とは何か:2代目カッパおじさん運萬治男さんによる「物語りの記録」」、宮古市の古原汐里さんの木版画「千歳の祈り」にそれぞれ贈られています。さらにことし新たに作られたこども賞には、宮城県仙台市の平泉花織さんの童話「カッパのむこ入り」が選ばれました。このあと、文化資源を観光や町づくりに生かしている日本各地の団体や自治体の代表者などによる事例の紹介やパネルディスカッションが行われました。このうちパネルディスカッションでは5人が登壇し、観光客増加のために実施した取り組みや地域文化を絡めた観光の在り方などについて意見が交わされていました。

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