2022年9月30日放送

遠野市助産院 ねっと・ゆりかご 開設15周年記念講演会

遠野市助産院ねっと・ゆりかごが開設15周年を迎え、それを記念した講演会が先週土曜日(24日)市民センターで開かれました。遠野市助産院ねっと・ゆりかごは、市内にお産を取り扱う医療機関がないことによる妊婦やその家族が抱える不安解消と経済的負担の軽減などを目的に、公設公営の助産所として、15年前の平成19年12月に健康福祉の里内に開設されました。この日は初めに、遠野市助産院監督医として立ち上げから携わってきた県立二戸病院の小笠原敏浩院長が、ねっと・ゆりかご15年の歩みについて報告しました。続いて、遠野市助産院主任兼助産師の昆野幸恵さんが、遠野市の産後ケア事業の現状とこれからについてと題して、現状や課題などを話しました。このあとの特別講演では、岩手医科大学付属病院副病院長兼産婦人科主任教授の馬場長さんがいわてから考えるこれからの産婦人科医療と題して講演しました。講演で馬場さんは、女性特有の健康障害や晩婚晩産の課題などを分かりやすく説明しました。講演の最後には、社会的ニーズに応じた新規治療についてや、産婦人科の在り方についても話しこの会を閉じました。なお、遠野市助産院ねっと・ゆりかごでは、妊産婦の心の不安解消・負担の軽減といった精神的ケアなど、産後ケア事業をさらに充実させていくとしています。

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