2022年9月21日放送

テーマ別 井戸端会議介護サービスの充実策について

今年度4回目となるテーマ別井戸端会議がきのう(20日・火曜日)健康福祉の里で開かれました。テーマ別井戸端会議は、農業や福祉、教育など各分野に携わっている人たちから意見や提言を聞くことで、市政課題解決の参考にしようと開かれています。4回目のきのうは、「地域の介護サービス充実策について」をテーマに、市内の介護サービスに携わる事業所や介護支援専門員など11人が参加し、さまざまな意見や考えを話しました。はじめに市の担当者から、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる社会を目指した「遠野型地域包括ケアシステム」について説明されたあと、高齢者や介護について意見が交わされました。出席者からは、「介護分野は慢性的な人材不足で、事業を縮小せざるをえない状況である」といった意見や、「健幸ポイントのような高齢者や困っている人を助けるボランティアポイントを作ってみては」などのアイデアが寄せられていました。このほかにも、「高齢者が増えまわりの人が支えてくれている状況で、一人一人がもっと認知症に対しての理解を深める必要がある」といった意見や、「若い人材が1・2か月のスパンで介護実習をするために適した宿泊施設が少ないため、環境整備が必要ではないか」など、様々な意見が上げられていました。多田市長は、「いただいた意見をまとめ、できるところからすぐにアクションを起こしたい。遠野の福祉をもっとよくしていきましょう」と話し、会議を閉じました。なお市では、今後も介護や高齢者に関する意見交換会を開いていきたいとしています。

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