2022年9月8日放送

遠野の伝統野菜 琴畑かぶの歴史を学ぶ講習会

遠野の伝統野菜、琴畑かぶの歴史を学ぶ講習会が今週月曜日(5日)松崎地区センターで開かれました。琴畑かぶは土淵町に伝わる伝統野菜で、およそ30年前までは主に漬物など、保存食用として栽培されていましたが、時代とともに作り手が減り、生産が途絶えていました。この途絶えてしまった遠野の伝統野菜を8年前の平成26年、緑峰高校が復活させたことにより、現在では市内3件の農家で琴畑かぶが栽培されています。この日の講習会は遠野の伝統野菜である琴畑かぶを次の世代に継承していきたいと市内で採れた野菜の販売などを行うこんたでぃーの遠野が開きました。講習会では初めに生産者を増やしたいとの思いから市内の農業従事者など23人の参加者に琴畑かぶの種が配られました。そしてこの後、およそ30年前に琴畑かぶを育てていた運萬治男さんが当時の栽培の様子やどのように食べられていたかなどを説明しました。この日参加した人たちは、栽培する上でのコツや種の保存方法、特徴などについて質問していました。なお、こんたでぃーの遠野では、来月・10月30日に伝統野菜の魅力などを学ぶ講習会を開催する予定だということです。

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