2022年9月5日放送

9月遠野市議会定例会一般質問 始まる

9月遠野市議会定例会の一般質問がきょうから始まり、4人の議員が質問にたちました。きょうの市議会定例会では、一般質問の前に、菊池由紀夫議員から小松正真議員に対して、議員辞職勧告決議の動議が提出され、投票の結果賛成多数でこの動議が可決されました。この後、一般質問が行われ、佐々木敦緒議員、萩野幸弘議員、小松正真議員、菊池浩士議員の4人が登壇し、マイナンバーカードの交付状況や児童・生徒の学力向上対策について市の考えを正しました。この内、行政手続きの簡略化を目的としているマイナンバーカードの交付状況などについて多田市長は、交付枚数はおよそ8,600枚、率にすると33%に届いたと話し、マイナンバーカードを活用する環境がまだ整っていないことが交付率低迷の原因だとし、スマートフォンの操作指導をする出張申請サポートと、遠野市のDX推進に力を入れていくとしています。また、児童・生徒の学力向上対策について問われた佐々木教育長は、全国学力学習状況調査の結果、小学校では国語・算数・理科の全てにおいて正答率が全国平均を下回り、中学校では、国語の正答率が概ね全国平均で、数学と理科が平均を下回っていると答弁しました。また学力向上対策として、義務教育9年間を踏まえた系統的な指導の充実を図ることを目的とする学力向上部会を、3つの中学校区ごとに設置して年2回の授業交流会を実施しているということです。ほかにも、採用から10年以内の若手教員等を対象とした学習会を実施するなど、教員個々のニーズに応じた研修支援にも取り組み、人材育成に努めていることも報告されました。なお、9月遠野市議会定例会は、あすも一般質問が行われ、7人の議員が登壇する予定となっています。

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