2022年8月11日放送

水稲葉いもち病・カメムシすくい捕り調査

水稲の葉いもち病とカメムシすくい捕り調査がきのう(10日水曜日)市内全域の圃場で行われました。今年度2回目となるこの調査は水稲の品質向上と生産安定につなげようと市やJAなどで組織する遠野地方病害虫防除推進協議会が実施しました。先月21日に実施された1回目の調査では、葉いもち病の発生が若干見られたほかカメムシ類については昨年度よりも多く確認されたということです。そうした中、きのうは協議会のメンバー7人が市内全域の圃場を対象に品質を低下させる葉いもち病と斑点米の原因となるカメムシ類の発生状況を調査しました。メンバーたちはそれぞれの圃場で虫アミを振りながらカメムシ類が生息していないかやまた、目視で葉いもち病が発生していないかなどを調べていました。そして調査の結果、カメムシ類については、採取個体自体は少なかったものの調査した95パーセントの圃場で生息が確認されたほか、葉いもち病については若干の発生が見られたということです。遠野地方病害虫防除推進協議会では、「カメムシ類や葉いもち病による被害を防ぐためにも防除を徹底し、良質なお米を生産してほしい」と呼びかけていました。なお遠野地方病害虫防除推進協議会では、水稲の品質向上と生産安定のため、今後も調査を続けていくということです。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.