2022年8月4日放送

自主防災組織地区別防災研修会

自主防災組織による地区別防災研修会が始まっています。遠野市自主防災組織連絡会では、今年度の市の防災訓練に向けた研修会を市内各地区で実施しています。研修会は、先月・7月21日(木曜日)青笹地区を皮切りに始まっていて、きのう(3日・水曜日)は遠野地区と松崎地区を対象に実施されました。このうち、遠野地区では自主防災組織の代表者などおよそ30人が集まる中、初めに、自主防災組織の役割や災害時の動きなどについて確認しました。次に、自主防災組織の初動マニュアル(案)にある地震時と風水害時の初動体制や個別避難計画書の活用について確認しました。個別避難計画書は、避難行動要支援者一人一人が災害発生時に「いつ」「どこに」「誰が支援して」避難するかをまとめたもので、避難行動要支援者と家族や関係者、地域で作成されています。個別避難計画書については、災害時のリーダーとなる自治会長や自主防災組織の代表者、民生児童委員などが守秘義務の上で閲覧することができるということです。集まった人たちは、まずは自分の命を守ることの自助、その上で周囲の人たちが協力して助け合う共助を行えるよう災害時への準備を進めている様子でした。この研修会は、最終日のきょう(4日・木曜日)、綾織・小友・土淵地区で開かれています。なお、研修会の最後には、遠野市消防本部から消費期限の近い災害時の備蓄食料の提供について呼びかけがありました。防災に関わらず、地域でイベントを実施する際などに活用できるということです。詳しくは、遠野市消防本部までお願いします。

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