2022年8月2日放送

テーマ別井戸端会議〜ごみの減量に向けた取組について〜

今年度3回目となるテーマ別井戸端会議がきのう(1日月曜日)市役所本庁舎で開かれました。テーマ別井戸端会議は、農業や福祉、教育など各分野に携わっている人たちから意見や提言を聞くことで、市政課題解決の参考にしようと先週木曜日(7月28日)から開かれています。3回目のきのうは、『ごみの減量に向けた取組について』をテーマに、ごみの減量に取り組んでいる企業や団体から9人が参加し、さまざまな意見や考えを話しました。初めに、市環境課から遠野市におけるごみ排出量の推移やごみ処理に係る経費について説明があり、ごみ減量化に対する市の目標と取り組み状況についての報告がありました。遠野市のごみ処理にかかる経費は、令和3年度2億9,000万円以上となっていて、市民一人当たりで計算すると1万1,600円を負担していることになります。この中で、可燃ごみで出される生ごみの成分を見ると、可燃分と水分が同等であり、ごみ処理費用に大きく関わっていることが説明されました。この説明を受けて参加者からは、市民一人一人の取り組みが必要不可欠な問題なため、市が市民に対してどうして欲しいのかを明確にした啓発を進めていけば、少しずつ効果が出ると思う。生ごみに特化するのであれば、畜産や農業と連携して生ごみを糞にまぜて堆肥にするなど、今までとは違ったサイクルを確立していくことが必要だといった意見や、木製コンポスト「キエーロ」の普及が進んでいなのであれば、組立てキットにして販売してみてはどうか、といった提案も出されました。また、目標に対する具体的な策が見えないため、例えば他市町村で行っている施策の情報収集をした上で、ごみを減らすための方法を市民に周知していくことが大切だといった声があがっていました。多くの意見を聞いた多田市長は、資源化を進めていかないといけない。たくさんのヒントがあったので、できる事から進めていけるよう提案していくと話し会議を閉じました。なお、きょう予定されていた4回目のテーマ別井戸端会議は、改めて日程を調整し開かれるということです。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.