2022年7月13日放送

全国高等学校野球選手権岩手大会 緑峰高校・遠野高校 初戦突破

全国高等学校野球選手権岩手大会できのう(12日・火曜日)緑峰高校と遠野高校の1回戦がそれぞれ行われ、見事、両校とも初戦を突破しました。緑峰高校の試合の様子からお伝えします。去年から出場経験がある選手たちがチームを引っ張る緑峰高校。初戦の相手は一関工業です。1回表、緑峰高校は相手のヒットと守備のミスから1点を先制されます。その後もランナーを背負いますが、先発ピッチャー3年、キャプテンの櫻井颯哉が落ち着いたピッチングで追加点を許しません。反撃に出たい緑峰高校は、3回裏、連打で2・3塁とすると4番3年の菊池潤の2点タイムリーヒットで逆転します。さらに、同点で迎えた7回裏の攻撃では、3連打から2番3年の堀切滉太が勝ち越しの2点タイムリーヒットを放ちます。8回に1点を返された緑峰高校ですが、最後は、勝ち越しタイムリーヒットを打った、2番手ピッチャー堀切滉太が相手打線をしっかり抑えゲームセット。4対3で一関工業を下し、見事、初戦を突破しました。続いて、遠野高校の初戦の様子をお伝えします。去年に続き初戦突破を狙う遠野高校は、盛岡工業と対戦しました。試合は、初回から動きます。1回表、遠野高校は、フォアボールとデットボールで満塁とし、バッターは5番2年の藤川仁。センターへの犠牲フライで1点を先制します。遠野高校の先発は3年の菊池宏之。立ち上がりの1回裏、ヒットとフォアボールで満塁とされると相手6番にセンター前ヒットを打たれ、2点を許し逆転されてしまいます。さらに2回裏、フォアボールで1アウト1塁の場面、次のバッターの打球に。3年ライトの菊池瑛太による渾身のファインプレーで守備を盛り立てます。1対3で迎えた4回表、6番・2年の畑山優磨が相手のエラーで出塁し、その後、2アウト2塁で、バッターは9番・菊池宏之。センターを超えるヒットで2塁ランナーが帰り、2対3と詰め寄ります。その後、両チーム点を取り合い、3対4で迎えた7回表、1番・菊池瑛太が1塁線を破る2ベースヒットをはなち口火を切ると、相手エラーとフォアボールで満塁のチャンス。サードゴロの間に3塁ランナーが帰り、同点とします。なおも満塁から押し出しでついに5対4と逆転に成功します。その後、同点にされ迎えた9回表、4番・3年キャプテンの伊藤雅也が気迫のヘッドスライディングで出塁すると、相手ピッチャーのワイルドピッチもあり2塁に進みます。ここでバッターは6番・畑山優磨。レフト前ヒットで2塁ランナーが帰り、再びリードします。そして最終回、6回から代わった2番手ピッチャー・菊池瑛太が盛岡工業打線を抑え、遠野高校が6対5で接戦を制し見事勝利しました。まずは、緑峰高校と遠野高校の初戦突破おめでとうございます。続く2回戦ですが緑峰高校と遠野高校による遠野勢同士の戦いとなります。日程については、雨天順延により当初の予定が変更となり、あさって15日・金曜日、花巻球場で午後2時20分開始予定となっています。選手のみなさん、頑張ってください。

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