2022年7月1日放送

ハンド・コミュニケーションモデル事業所指定書交付

遠野警察署は、歩行者と運転者が手を使って横断などの意思表示をする「ハンド・コミュニケーション」の普及に向け、市内で初めて遠野市役所をモデル事業所に指定しました。ハンド・コミュニケーションは、道路を横断する際、歩行者が手を挙げ、運転者が手で横断を促す合図をするなど、互いに意思表示をして交通事故防止を図る取り組みです。遠野警察署では、この「ハンド・コミュニケーション」を普及させ、悲惨な交通事故を未然に防ごうと、市内で初めて遠野市役所を「ハンド・コミュニーション」モデル事業所に指定しました。きのう行われた交付式では、遠野警察署の足利信弘署長が「市の職員によって地域や家族に浸透が図られ、手を挙げることやどうぞと横断を促す行為が日常の風景になることを願っています」と協力を呼びかけました。続いて、指定書を受けとった多田市長は、「歩行者と運転者が意思表示をすることは重要なことです。遠野市役所が模範を示していきたいと思います」と交通事故防止に向け決意していました。遠野警察署によりますと、おととい6月29日現在、県内では横断歩道を渡る際4人の歩行者が事故にあい、亡くなっているということです。そうしたことから岩手県警察では、歩行者が事故にあわないためにも意思表示を互いに行う、ハンド・コミュニケーションの活用を広く呼びかけています。なお、遠野警察署では、今後もハンド・コミュニケーションの普及を図るため、市内事業所の協力を得ながら指定書の交付を行っていくとしています。

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