2022年6月28日放送

伝統野菜琴畑かぶ種継ぎ講習会

遠野の伝統野菜である琴畑かぶの種継ぎ講習会がきのう(27日月曜日)土淵町で開かれました。琴畑かぶは土淵町に伝わる伝統野菜で、およそ30年前までは主に漬物など、保存食用として栽培されていましたが、時代とともに作り手が減り生産が途絶えていました。この途絶えしまった遠野の伝統野菜を8年前の平成26年、緑峰高校が復活させ、現在では、市内3件の農家が琴畑かぶの栽培を行っています。そうした中、開かれたきのうの種継ぎ講習会は、遠野の伝統野菜である琴畑かぶを次の世代に継承したいとこんたでぃーの遠野が初めて開きました。講習会では、市内の農業従事者や種苗会社の担当者などおよそ20人が参加する中、およそ5年前から土淵町内で琴畑かぶの栽培を行っている、田中ナオ子さんが講師を務めました。参加した人たちは、田中さんに、さやから種をとる方法を教えてもらいながら、実際に種取り作業を体験していました。また、田中さんは種は涼しくなってきた8月のお盆明けぐらいを目安に播くこと、冬は雪が降る前に葉と茎を寝かせてその上から土をかぶせることなど、栽培方法などについても説明していました。なお、主催したこんたでぃーの遠野では、琴畑かぶを次の世代に継承させるため、今後も育て方や料理方法などを学ぶ講習会を開いていくということです。

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