2022年6月24日放送

くるみ割り人形絵付けワークショップ

ドイツの伝統工芸「くるみ割り人形」の絵付けと歴史を学ぶワークショップが先週土曜日(18日)こども本の森遠野いちの蔵で開かれました。このワークショップは、ドイツの伝統工芸に触れてもらうことで改めて東北地方に伝わる木の文化への関心を高めてもらおうと市内で映画の上映会や朗読教室を開催しているねこぜでスタジオが開きました。この日は、市内をはじめ盛岡市や奥州市などから11人が参加する中、ドイツ・ライプツィヒ在住のイラストレーター岡島飛鳥さんと編集者の真琴さん夫妻をオンラインで講師に招き、くるみ割り人形の絵付け体験が行われました。くるみ割り人形は、ドイツの伝統工芸の一つで、アゴでクルミの殻を砕く王様や兵士の姿をした木製の人形です。今回のワークショップでは、実際にはクルミの殻を砕くことはできない12センチほどの可愛らしいサイズのくるみ割り人形が用意されました。参加者たちは、オンライン越しに講師の岡島さんから絵付けのコツについて説明を受けながら、筆を手に取り思い思いに色を塗っていきました。作業を進めることおよそ2時間。参加者たちはそれぞれ、個性があふれる世界でたった一つのくるみ割り人形を完成させていました。また、終わりには、岡島さん夫妻からくるみ割り人形の歴史などの話もあり、参加者たちは、ドイツの伝統工芸に理解を深めた様子でした。

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