2022年6月21日放送

ネパールからの技能実習生市長表敬

ネパールからの技能実習生がきのう(20日・月曜日)多田市長を表敬訪問しました。多田市長のもとを訪れたのは、ネパール出身のスレスタ・ロシンさんとバンダリ・スザタさん、ドン・タマン・スミタさんの3人です。3人は、遠野を中心とした県内外8社で構成する地域産業パートナーシップ協同組合が出資してつくったネパールカトマンズのカルチャーセンターから来た初めての技能実習生です。この日は、地域産業パートナーシップ協同組合の代表理事を務める宮守町の寿工業・畠山寿雄代表取締役やカルチャーセンターの駐在人で日本語の指導などを行っている遠野まごころネットの細川加奈子さんなど関係者が同席しました。地域産業パートナーシップ協同組合は、平成30年12月に設立され、翌年の平成31年6月にカルチャースクールを開校、外国からの人材の受け入れに取り組んでいます。その背景には、復興支援活動に取り組んでいた遠野まごころネットが7年前のネパール地震で支援を行ったことがきっかけとなり、今後も友好的な関係を築こうとする思いが込められています。新型コロナウイルスの感染拡大により予定より2年半ほど遅れての受け入れとなりましたが、その間、日本語を学んできた3人に、多田市長は、「ようこそ、待っていました。勉強もですが、地域の人たちと交流もしながら友達をたくさん作れるようにしてもらいたいです」と激励し、アドバイスを送っていました。また、3人の受け入れ先となっている青笹町のBEEREXPERIENCEから間陽佑副社長が出席し、「みなさんが無事日本に入れてすごく嬉しく安心しています。ネパールに帰った時、自分たちの国に貢献できるような人材になるよう、成長を支援していきたいしみなさんの力を借りて会社も成長していきたいです」と豊富を述べていました。3人は、日本の文化に慣れるため、1カ月間、地域のお店で買い物をしたり近隣のまちに行って観光をしたりして、来月・7月の2週目頃から、パドロンの収穫や袋詰めなどの仕事に励むことになっています。なお、地域産業パートナーシップ協同組合によりますと、遠野市内でネパールからの技能実習生の受け入れは初めてということです。現地では、カルチャーセンターで日本語を学んだ技能実習生が待機していて、ことし中に製造業の技能実習生9人が遠野入りする予定です。

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