2022年6月15日放送

遠野西中学校 フキ採り体験

遠野西中学校の3年生がきょう(15日・水曜日)、学校近くの「わらび園」で蕗採りを体験しました。遠野西中学校では、生徒たちに郷土の豊かさを体感し自然の恵みに感謝する心を育み労働の体験を通して働くことの尊さにふれてもらおうと、毎年この時期に、蕗採り体験を実施しています。ことしは3年生の38人が参加し、地元・鹿込牧野組合が所有するおよそ6ヘクタールの「わらび園」で、管理をしている佐々木正光さん指導のもと作業を行いました。青々とした原野に、時折、小雨がちらつく中、生徒たちは、元気よく作業に取りかかりカマを駆使しながら熱心に蕗を刈り取っていました。刈り取り作業がある程度進むと、次は、刈り取った蕗から葉を切り落としたり蕗の長さをそろえて重さを計ったり麻紐を使って縛ったりと作業を分担し、3キログラムの束を作っていました。平成26年から始まり9年目となったこの取り組み。ことしは、過去2番目となる収量の210キログラムが収穫されたということです。指導を行った佐々木さんは、「5・6月の寒さや日照不足で成長を心配していたが収穫時期が例年より1週間遅かったことから長く成長してくれた。毎年、条件が変わるためことしはということではないが、生徒たちが刈り取りを頑張ってくれました」と喜んでいました。なお、この日収穫された蕗は、上郷町の遠野味噌醤油が買い取り、遠野西中学校では、収益金を復興支援として遠野まごころネットに寄付することにしています。

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