2022年6月9日放送

住田遠野ウィンドファームブレード(羽)の輸送作業

遠野市と住田町の境に27基の風車を設置し年内に売電開始を目指す大規模風力発電所「住田遠野ウィンドファーム」でこの春から風車の建設が本格化しています。先月30日(月曜日)の夜間には、60メートルを超える風車のブレードが輸送されました。先月・5月30日(月曜日)の夜11時頃から開始された大船渡市大船渡町から小友町へのブレード輸送の様子です。風力や太陽光発電などの再生可能エネルギー事業に取り組むグリーンパワーインベストメントでは、住田町下有住と小友町の境に計27基の風車を設置する大規模風力発電所「住田遠野ウィンドファーム」の建設に、2年前の令和2年5月から着手しています。ことし2月からは、大船渡港に風車のタワー部やブレード部が陸揚げされ、現地では、雪解け後から本格的な風車の建設が開始されています。デンマークなどから海路で運ばれた大きな部材の中で最も大きいこの風車の羽「ブレード」の長さは60メートルを超えます。輸送車両を回転灯のついた車両で囲むなど30人あまりが関わる中、ゆっくりとしたスピードで巨大な白い羽根がカメラの前に姿を現しました。輸送の安全確保のため、この場所のみでの撮影となりましたが、ゆっくりと運ばれていったこのブレードは、翌日・31日の0時半ごろに住田町を通過し、無事、小友町に到着したということです。また、グリーンパワーインベストメントによると、現地では風車の建設が進められており、今月15日に一基目が完了、100メートルを超える高さで60メートルのブレードを3枚付けた巨大風車がその姿を見せるということです。なお、住田遠野ウィンドファームでは、年内の売電開始を予定しており、その出力は、県内最大規模となる見込みです。

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