2022年6月1日放送

市長記者懇談会

5月の市長記者懇談会がきのう(5月31日・火曜日)とぴあ庁舎で開かれ、新型コロナウイルス感染症対策に係る取り組みなどの状況について発表されました。多田市長は、初めに、令和4年度新型コロナウイルス対策事業として、6月市議会定例会で追加提案する新規事業を合わせた6事業について発表しました。感染予防対策では、競争入札参加資格審査共同オンライン申請システム負担金が新規事業として追加されています。経済対策では、市内の小学校または中学校を卒業し市外の大学などに在籍している人に対して食料品などを提供する事業や、畜産経営に必要な飼料用牧草の確保を図るための補助事業が盛り込まれています。この他、原油価格・物価高騰等対策分として、国から遠野市におよそ1億3,800万円が新たに措置されたことから、その交付金を活用した対策事業について検討し、第2号補正予算として提案する予定としています。4回目のワクチン接種については、重症化予防を目的とし実施することを発表しました。市内では、医療従事者を皮切りに6月から順次開始し、ピークは7月から8月となる見込みです。続いて、令和4年度遠野市一般会計補正予算(第1号)案の概要について発表がありました。補正予算額を歳入歳出にそれぞれ7億3千365万6千円を追加するということです。編成の視点については、新型コロナウイルス感染症対策の他、木質バイオマス発電所整備事業に関わる内容や公営住宅整備事業費などとなっています。スタジオへまた、遠野市DX推進本部設置についてなどの発表もありました。市では、市民サービスの利便性の向上と行政事務の効率化・高度化を図ることを目的に、デジタル・トランスフォーメーションを総合的かつ効率的に推進するため、遠野市DX推進本部を先月・5月2日に設置したということです。本部長には多田市長、副本部長には副市長と教育長、本部員には各部の部長などで組織し、今後、ワーキンググループを設置する他、基本計画の策定やアクションプランを検討・策定することにしています。この他、教育長からは、旧千葉家住宅便所の重要文化財追加指定の答申について発表がありました。それによりますと、文部科学大臣の諮問機関である文化審議会が、旧千葉家住宅の宅地内にある便所を重要文化財に追加指定することを文部科学大臣に答申したということです。便所は、石垣上の敷地最前列にあり、景観上重要で、かつ豪農千葉家の歴史を物語る建物の一つであるとされています。これにあわせて、指定名称が「千葉家住宅」から「旧千葉家住宅」に変更され、官報告示を経て追加指定となりますが、市内の重要文化財建造物の数2件に変更はないということです。

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