2022年5月27日放送

遠野市産後ケアデイサービス始まる

遠野市で、今年度から、宿泊施設を利用した産後ケアデイサービスが始まっています。遠野市では、産後の不安や悩みを抱えたお母さんからゆっくり話しを聞き、休息をとってもらおうと、産後ケア事業に取り組んでいます。今年度からは、新たに、市内の宿泊施設でゆっくりとケアが受けられる産後ケアデイサービスをスタートさせました。このサービスは、遠野市に住所のある産後4カ月未満のお母さんと赤ちゃんが対象で、きのうは、1人目の利用者となる綾織町の菊池京香さんと生後1カ月半の莉叶ちゃん親子がサービスを受けました。菊池さんは、助産師に莉叶ちゃんの沐浴などのお世話を任せ、その間、ランチをしたり別のお部屋で横になったり育児雑誌を読んだりしてゆっくりのんびりと休息をとったということです。ランチは、産後のお母さんの体を考えたメニューになっていて、宿泊施設側の心使いも感じられます。午後のおやつの時間には、おしゃれなタワー状のスタンドに乗ったフルーツやパウンドケーキ、紅茶のジュレなどが温かい飲み物と一緒に提供され、ほっと一息ついていました。その他、大浴場での入浴といった宿泊施設ならではのサービスで癒されることもできます。利用時には、どんなふうにして過ごしたいかを担当する助産師と打ち合わせるので、気軽に、自分の希望に合わせた形で利用することができるということです。こうした宿泊施設を利用した産後ケアデイサービスは、岩手県内で初めてということです。産後ケア事業についての問い合わせは、遠野市助産院「ねっと・ゆりかご」までお願いします。

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