2022年5月26日放送

SMCサプライヤーパークを整備

空気圧制御機器大手メーカーのSMCは、現在、青笹町の遠野東工業団地に部品供給メーカーが入る遠野サプライヤーパークの整備を進めています。遠野サプライヤーパークは、SMCが所有する遠野東工業団地、およそ17.8ヘクタールにサプライヤー棟や倉庫棟などを建設し、遠野エリアに一大部品供給団地を構築するものです。このパークには、現時点で21社のサプライヤーが入居する予定で、部品供給メーカーと合わせた投資額はおよそ400億円。地元を含めて430人程度の雇用が見込まれていて、3年後の2025年春の本格的な運用開始が予定されています。また、団地内では、現在建設中の遠野第2工場が来年春の完成予定となっていて、このパークの完成を待たずに第2工場の一部を部品供給メーカーに貸し出し、先行運用するということです。SMCでは、災害発生などの緊急事態に備え被害を緩和するBCPの強化のため、遠野サプライヤーパークを国内BCP拠点と位置づけ整備することにより、自社工場近くで部品の調達ができ、迅速で安定的な生産体制の確立を図るということです。さらにコロナ禍や国際情勢などの外的要因により海外からの部品調達が滞る場合でもサプライチェーンを維持しやすくすることで納期短縮や競争力強化に繋げるとしています。

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