2022年4月12日放送

わの里開所に向けて荷物運び

遠野地域福祉事業所「わの里」開所に向けて、市内のボランティアが参加する中、納屋の荷物運びが行われました。遠野地域福祉事業所「わの里」は、障がいを持った人の自立(生活)訓練や就労継続支援B型事業などを行う多機能型の事業所として、ことし7月、宮守町上宮守に開所する予定です。就労継続支援B型事業は、利用者の個性や得意分野を引き出しながら働くために必要な技能を身につけるためのサポートを目的にしていて、「わの里」では農作業や製造、販売、カフェの4部門に取り組むことにしています。この日(2日・土曜日)は、事務所として利用される納屋の荷物運びなどを3人の立ち上げスタッフとその家族、それから3人のボランティアが行いました。この場所は、「わの里」の立ち上げスタッフの一人・佐藤美保さんの実家で、古民家はみんなが集えるカフェに、隣に並ぶ納屋は事務所としてそれぞれリノベーションし利用することになっています。佐藤さんは、宮守小学校などで特別支援学級の先生を務めこの度退職、これまで過ごしてきた中でさまざまな意見を聞き思いを募らせてきました。人とつながって人に助けられ人と共に生きていく。そんな場所を目指して、スタッフたちは、応援してくれるボランティアや地域の人たちの協力を励みに、開所に向けて準備を進めています。なお、きのう(11日・月曜日)からは、事務所の改修工事が始まっているということです。

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