2022年3月31日放送

こども本の森 遠野 金融機関などと連携

こども本の森遠野が金融機関などと連携し、本を循環させる取り組みを進めています。こども本の森遠野では、オープン前、施設内に置く本の寄付を募り、その結果、全国からおよそ1万8000冊の本が寄贈されました。しかし、寄贈された本のうちおよそ4400冊は、重複や汚れなどにより活用されていませんでした。そこで、本を循環させる「『象と花』プロジェクト」に取り組んでいる盛岡信用金庫に本の活用について相談したところ、このプロジェクトの一環として連携していくことになりました。この取り組みは、こども本の森遠野で活用されていない本を盛岡の書店が回収・販売し、その査定額と売上額の一部を施設の運営費として循環させるというものです。そして、この取り組みに、こども本の森遠野のすぐ近くにある盛岡信用金庫遠野支店も協力することに。盛岡信用金庫ではこれまでも「象と花」プロジェクトに関する本の回収箱を各支店に設置していましたが、こども本の森遠野との連携を受け、遠野支店に新たな回収箱を設置しました。地域一体となって施設を育てていく取り組みに、期待が膨らみます。誰かの1冊は巡り巡って、子どもたち、そして本の森を支えていきます。

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