2022年3月30日放送

ことし7月の開所に向けて遠野地域福祉事業所「わの里」

ワーカーズコープ遠野地域福祉事業所「わの里」、ことし7月の開所に向けて関係者たちが準備を進めています。ワーカーズコープは、さまざまな事業活動・社会連帯活動を通して地域のみんなで意見を出し合い話し合いをして「協同の力」で誰もが幸せに暮らせる社会を創ろうと取り組んでいるNPO法人です。遠野市内では、4年前の平成30年に宮守町と青笹町の2カ所で障がい児の居場所となる放課後等デイサービスを行う遠野地域福祉事業所が開所されました。そして、ことし7月、遠野地域福祉事業所立ち上げ当初からの理念にあった、障がい者の就労や自立(生活)訓練などを行う多機能型の事業所として、宮守町に「わの里」が開所される予定です。立ち上げスタッフを始めとする遠野地域福祉事業所のスタッフたちは去年から月に一回集まり、話し合いを重ねてきました。先週土曜日(26日)には設計者も同席し、施設の内装などを決めました。「わの里」が実際に取り組んでいく具体的な内容としては、農作業・製造・販売・カフェの4部門です。企業と連携したり農家に協力してもらったり地域の人たちと関わりながら、人とつながって人に助けられ人と共に生きていくような場所を目指すということです。場所は、立ち上げスタッフの一人、佐藤美保さんの実家で宮守町上宮守にある古民家をリノベーションし、「わの里」として利用される予定です。関係者たちは、市内を回ってチラシを配布したり地域説明会を開いたりして周知を図りながら、「わの里」開所に向けて今後も話し合いを続けていくということです。

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