2022年3月14日放送

市内中学校卒業式

遠野市内の中学校でおととい(12日・土曜日)、手指消毒や換気など新型コロナウイルス感染症の対策を実施する中卒業式が行われました。遠野中学校では、花巻清風支援学校遠野分教室中学部と合同で卒業式が行われ、男子71人、女子69人、合わせて140人の卒業生が保護者などの拍手で迎えられ入場しました。そして卒業生は、一人ずつ名前を呼ばれると力強く返事をし、小向敏夫校長から卒業証書を受け取りました。また、花巻清風支援学校遠野分教室中学部の卒業生2人には、中塚真校長から卒業証書が手渡されました。式辞で小向校長がコロナ禍の中でも立ち向かっていった卒業生の姿を称えながら「明るい未来を信じて仲間を大切に忍耐強く乗り越えていきましょう」とはなむけの言葉を贈りました。また、卒業生を前に在校生を代表して小原千慧さんが「私たちも先輩方のように何事も恐れずに挑戦する強い心を忘れずより良い遠野中学校をつくっていきます」と送辞を述べました。続いて卒業生を代表して榊原康生さんが答辞を述べました。140人の卒業生たちは、遠野中学校で過ごした3年間の思い出を胸に次の進路へ向けて学び舎を巣立っていきました。遠野東中学校へ遠野東中学校の卒業式では、男子32人、女子27人、合わせて59人の卒業生が在校生や保護者などに拍手で迎えられ入場しました。卒業証書授与では、卒業生が一人ずつ名前を呼ばれ、多田喜夫校長から卒業証書を受け取りました。このあと、式辞で多田校長は、コロナ禍でさまざまな制限がある中、学業や行事などに積極的に取り組んできた卒業生たちのこれまでの成果を称え、はなむけの言葉には、4つの目を紹介しました。4つの目は、鳥の目のように広い視野でものごとの全体をとらえること、虫の目のように近くから要因を深く分析すること、魚の目のように世の中の情報を的確につかみ時代の流れに乗り遅れないこと、コウモリの目のように逆の立場でみて発想を変え固定観念にとらわれないこと。「困った時、苦しい時に、4つの目を思い出して新しい時代を切り開き充実した人生を送ってほしいです」と伝えていました。送辞では、在校生を代表して生徒会長の小水内海理さんが、先輩たちから受け継いだ東中魂とともに遠野東中学校を発展させていく決意と先輩たちに対する感謝の気持ちを述べていました。そして、卒業生を代表して菊池遼誇さんが答辞を述べました。遠野東中学校の卒業生たちは、力強く踏みしめるように歩き、3年間過ごした学び舎を後にしました。遠野西中学校へ遠野西中学校の卒業式では、男子19人女子18人合わせて37人の卒業生が保護者や教職員などに見守られながら入場しました。そして一人ずつ名前を呼ばれるとやや緊張した面持ちで卒業証書を受け取りました。この後、新井野邦夫校長が「皆さんを見守り応援してくれた家族・地域の方々の温もりを忘れず新たな一歩を力強く踏み出してください」と式辞を述べました。この後、お世話になった卒業生を前に在校生を代表して菊池陸翔さんが「私たち在校生は、先輩方と過ごしてきた日々を忘れず皆さんが受け継いできた伝統をさらに発展させていきます」と送辞を行いました。続いて卒業生を代表して鈴木悠翼さんが答辞を述べました。式終了後、卒業生は、勉強や部活動などさまざまなことを支え、応援してくれたお父さん・お母さんに感謝の気持ちを込めて花束を贈りました。卒業生たちは、3年間の中学校生活の思い出をしっかりと胸に刻み次の進路へ向け歩みだしていきました。

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