2022年3月8日放送

みんなで学ぶ地域の歴史

今年度、3回目となるみんなで学ぶ地域の歴史、おととい(6日・日曜日)、綾織地区センターで馬と人の江戸時代についての講座が開かれました。この学習会は、千葉家を中心に綾織町、そして遠野市の歴史を学ぶ機会として重文千葉家の活用を考える会が開きました。今年度3回目となったおとといは、馬と人の江戸時代南部馬と人をとりまく自然環境についての講座となりました。講師は、盛岡市出身で遠野市史編さん委員でもある東海大学文学部准教授の兼平謙治さんが務めました。東北の歴史と馬や自然利用の実態と南部馬などについて講演した兼平さんは、南部馬の評価が高かったことを紹介していました。また、兼平さんは、天下人と南部馬について、徳川家康が武家の棟梁である征夷大将軍に就任するために南部馬を必要としていた背景についても説明しました。ほかに、石碑から探る馬と人の関係について兼平さんは、その地域の文化、様子が石碑からわかることに触れていました。参加者からは、この学習会で学んだことが馬文化を活かせるアイディアにつなげたいなどと感想が出ていました。なお、重文千葉家の活用を考える会では、千葉家の大修理に携わっている人を招いての講座など来年度も予定しています。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.