2022年2月16日放送

オシラサマ祈願祭

オシラサマ祈願祭がきょう、伝承園で開かれました。旧暦の1月16日は、「オシラサマ」を出し、新しい布を着せて「おしらあそび」をする日と言われていて、伝承園では、毎年、この日に合わせてオシラサマ祈願祭を開催しています。これまでは、神事のみでしたが、ことしは、参加した人にオシラサマについてより深く知ってもらおうと、ことしは、語り部によるオシラサマについての説明や昔話も行われました。このあとの神事で、みんなの願いがオシラサマに届くようにと祈願しました。また、ことしは、新型コロナウイルスの影響で参加できなかった人のために、願い事を書いた布を郵便で受け付け、神事終了後に伝承園のスタッフがオシラサマに布を着せていました。このほか、参加者には「蚕の神」とも言われるオシラサマにちなんで、桑を使った特別メニューが振る舞われたということです。伝承園の菊池美保支配人は、「これをきっかけに全国の人に、オシラサマや遠野のことなどを知ってもらえれば。そして、コロナ禍で参加できなかった人も落ち着いたらぜひ足を運んでほしい」と話していました。

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