2022年2月15日放送

市長記者懇談会来年度予算案など発表

2月の市長記者懇談会がきょうとぴあ庁舎で開かれ、来年度の遠野市一般会計予算案などについて発表しました。多田市長は、初めに、市の新型コロナウイルスの対策などについて説明したあと、来年度・令和4年度の遠野市一般会計予算案について発表しました。市では、来年度の予算について「遠野の未来開拓予算」として、総額を今年度に比べ2億4000万円少ない171億1000万円とするとしています。特徴として、「新型コロナウイルス感染症対策」「産業振興・雇用確保」「少子化対策・子育て支援」「支え合う小さな拠点づくりの推進など」の重要施策を確実に実行していくとしています。「新型コロナウイルス感染症対策」の主な内容として地域経済低迷からの回復・成長につなげるための「商い元気回復事業費補助金」に3610万円。保育施設等感染症予防対策に312万円などとなっています。「産業振興・雇用確保」の主な内容として、人材の育成や新たな事業展開への支援を図るための「市内企業人材確保推進事業費」におよそ1950万円などとなっています。「少子化対策・子育て支援」の主な内容として、医療費給付の対象を高校生まで拡大するための「子ども医療費給付事業費」におよそ1403万円。産後ケア事業拡充のための「妊産婦あんしんサポート事業費」におよそ742万円などとなっています。このほか、小さな拠点づくりの推進として、鱒沢地区センターの整備や小友地区センターと達曽部地区センターの改修に係る事業費なども計上されています。また、今年度・令和3年度の一般会計補正予算案について、歳入歳出にそれぞれ5億8183万6000円を追加し、予算総額を199億2622万2000円とすると発表しました。主な内訳として、小学校屋内運動場の長寿命化に係る改修工事におよそ2億6368万円、道路除排雪に係る市道等管理費に5000万円などとなっています。市では、来週火曜日に開会する3月の市議会定例会に、今年度の一般会計補正予算案と来年度の一般会計予算案を提出することにしています。このほか、来週金曜日に遠野高校の「新しい『遠野物語』を創るプロジェクト」の発表会を、今月28日には緑峰高校の「校内プロジェクト」の発表会をそれぞれ開催することについても発表がありました。また、来週金曜日からの「遠野町家のひなまつり」については、オープニングセレモニーを中止するなど一部内容を変更しての開催ということです。

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