2022年1月17日放送

地域で子どもを育てる活動発表会

地域で子どもを育てる活動発表会が、おととい(15日・土曜日)市民センター大ホールで開かれました。この発表会は、地域に根ざした教育活動と実践活動の発表を通して、活動の意義や方法などを学びあい、今後の活動の充実・改善に役立てる機会としようと、遠野市教育委員会、遠野市PTA連合会、遠野地区保護司会が毎年度開催しています。この日は、市内小中学校のPTAや教職員などおよそ200人が集まりました。初めに、遠野北小学校と附馬牛小学校のPTAから学校と地域で協力して行った環境整備活動や親子防災教室などの実践活動についての発表がありました。続いて、ことし4月から開始予定のコミュニティ・スクールについて、遠野市から説明がありました。コミュニティ・スクールとは、学校・保護者・地域住民がともに知恵を出し合い、学校運営に意見を反映させることで一緒に協働しながら子どもたちの豊かな成長を支え、「地域とともにある学校づくり」を進める法律に基づいた仕組みです。遠野市では令和4年4月からこの制度が開始予定で、実際に運用していくことで課題を見つけ令和5年度から本格実施していくということです。このほか、学校・PTA・地域関係団体の代表が集まりパネルディスカッションが行われ、「今までは1人で悩んでいたことがコミュニティ・スクール導入により多様な意見を聞くことができ、校長としては心強い」、「子どもは地域の宝であり、学校・地域と連携して遠野の未来のため皆で進んでいきたい」といった意見が出されていました。参加した人たちは、これから始まる新しい取り組みについて、子どもたちのために思いを新たにしている様子でした。

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