2022年1月13日放送

松崎町で小正月行事

五穀豊穣や無病息災などを願う小正月行事がきょう(13日・木曜日)松崎町の総合福祉センターで行われました。この行事は、みずき団子づくりやお田植え、烏よばりといった小正月の伝統行事を子どもたちに伝承し、世代間交流を図ろうと遠野市社会福祉協議会松崎支部が松崎町老人クラブ連合会と共に毎年実施しています。ことしは新型コロナウイルス感染症対策として規模の縮小や分散開催となりました。きょうは白岩と松崎の保育園や白岩児童館からあわせておよそ50人の子どもたちが参加しました。初めに総合福祉センターのホワイエに設置されたみずきの枝に赤や緑、黄色といった色とりどりの団子が一つ一つ丁寧に飾られました。みずきが完成すると神事が執り行われ、ことし1年の五穀豊穣や無病息災などを願いました。続いて、子どもたちは田んぼに見立てた雪に苗の代わりとして松の葉をさして豊作を祈る「お田植え」と、豊作物を烏の被害から守ろうと願う「烏よばり」を体験しました。参加した子どもたちはかつて遠野で盛んに行われていたという小正月行事を楽しんでいる様子でした。なお、子どもたちの手によって飾られたみずき団子は来週18日・火曜日まで総合福祉センターのホワイエで展示されています。

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