2022年1月13日放送

教育研究発表会

遠野市教育研究所の教育研究発表会が、きのう市民センターで開催されました。この発表会は、市内小中学校の学力向上の取り組みなどについて情報共有することで、遠野市の教育向上に役立てようと遠野市教育研究所が毎年開いています。この日は、市内小中学校や市内高校の教職員など、およそ200人が集まりました。初めに、遠野市学校教育専門員の本田正弘さんが、これまで実施された学習指導要領の改訂などに触れながら、学力と教師のあるべき姿について講演しました。続く、全体会では、各中学校区の今年度の学力向上の取り組みについて発表がありました。遠野中学校区では、課題意識を持続させるため、学習の流れを確認する「見通しカード」を導入したことなどを発表しました。遠野東中学校区では、児童生徒の学習意欲を高めるため、身近な話題から課題を設定したことなどを発表しました。遠野西中学校区では、言語活動を充実させるため、音読の様子をタブレット端末で撮影し、よりよい音読のあり方を考えたことなどを発表しました。発表を受けて遠野市教育研究所の佐々木淳一所長補佐は、「学習内容だけでなく学び方というものを、子どもたちがきちんと身に付けていかなければならない。主体的に子どもを活動させるにはどうすればいいか一緒に考えていきたい」と講評していました。参加した人たちは、各学校の1人1台端末の活用方法や授業の進め方などの発表を聞き、これからの取り組みの参考にしている様子でした。

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