2021年12月16日放送

遠野駅舎の未来を考える会 会議開かれる

2年半ぶりとなる遠野駅舎の未来を考える会の会議がきのうあすもあ遠野で開かれました。遠野駅舎の未来を考える会は、JR東日本盛岡支社から示された老朽化に伴う遠野駅舎の建て替え方針を受けて、今後の駅舎のあり方について考えようと、市民や関係団体が中心となって6年前の平成27年に設立されました。きのうは2年半ぶりとなる会議が開かれ、遠野駅舎の未来を考える会のメンバーや市民、36人が出席する中、市やJRがそれぞれ提案している5つの活用案について事務局から報告されました。このうち、市が示した宿泊・入浴施設を併設する案は、2階を増築して宿泊施設に、1階を観光ターミナル、入浴施設などとする内容になっています。これに対し、JRは、宿泊施設としての事業の可能性を考慮した案として3階建てでホテルを併設した案の追加検討を提案したということです。このほか市が示した、フリーラウンジやまちづくり会社など公共施設を併設する案のほかJRの代替案として、跨線橋やエレベーターなどの整備も可能な公共施設とする案も示されていました。これらの案は、整備完了までに7年半から8年半かかるとされ、また事業費について市の試算では、18億円から38億円かかるということです。出席者からは、「保存を検討してほしい」と言う意見や、「事業費の負担はどのようになるのか」といった質問などが出ていました。なお、市では今後、中心市街地活性化協議会にも説明を行い、これまでに出た意見を踏まえJRと協議を進めていくとしています。

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