2021年11月15日放送

消防避難訓練

市内の工場の避難訓練と遠野消防署による火災防御訓練が先週(11日・木曜日)行われました。きょうまで、秋季全国火災予防運動が実施されている中、綾織町にある筑波ダイカスト工業で先週木曜日(11日)に避難訓練などが行われました。工場内1階の作業場から出火したと想定される訓練には、従業員およそ80人が参加し、非常ベルが鳴ると屋外に避難していました。これと並行して、工場の消防隊による放水訓練が行われ、火災が拡大しないよう遠野消防署が通報を受けて現場に到着する前から自衛消防隊が消火器を使い、初期消火にあたっていました。また、火災により従業員が負傷したと想定し、負傷者を屋外に避難させる救護訓練もあり、従業員と消防隊が協力し合いながら全体の訓練に励んでいました。このほか、マグネシウムやアルミニウムなどの金属から出火した際には、水で消火すると化学反応を起こし爆発してしまうことから乾燥砂を用いて消火する火災防御訓練も行われました。避難訓練終了後、遠野消防署の菊池和弘副署長が「避難や初期消火がしっかり出来ていて訓練は良好だった。工場内には水では消火できない金属もあるので引き続き取り扱いに注意してほしい」と講評していました。なお、遠野消防署によりますと、ことしに入ってからきのうまでに市内では12件の火災が発生しており、今後も火災予防に十分努めてほしいと呼びかけています。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.