2021年11月5日放送

「森のようちえん」体験会

森の中での活動を中心とした野外幼児教育、「森のようちえん」を知ってもらうイベントが、おととい(3日・水曜日)附馬牛町で開かれました。「森のようちえん」は、森の中で子どもたちにハイキングや木登りなど自由な遊びをしてもらうことで、子どもの体力、感性、創造力、そして、社会性を育んでもらおうと、デンマークで始められた野外幼児教育の総称です。おととい、附馬牛町では、森づくりや林業支援などに取り組んでいる、NPO法人遠野エコネットが企画した遠野の自然に触れあいながら「森のようちえん」について知ってもらう、イベントが開かれました。イベントでは、遠野市内をはじめ、奥州市や一関市などからの親子連れ30人ほどが集まる中、初めに講師として招かれた宮城県栗原市にあるくりこま高原自然学校の校長、塚原俊也さんが「森のようちえん」について説明しました。この後、早速森のようちえん体験会が開かれ、集まった親子連れは、近くの森の中に入っていきました。森の中には、登れそうな木や斜面、倒れた木で出来た一本橋など子どもたちがわくわくするような自然のアトラクションがたくさんあります。子どもたちは、木登りをしたり、垂れたツルでターザンごっこをしたりして、思い思いに自然と楽しく触れあっていました。イベントを企画した遠野エコネットでは、来年度、「森のようちえん」に本格的に取り組むことにしていることから、それまでの期間は、スタッフの育成や研修に力を入れていくということです。

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