2021年10月28日放送

森林鉄道遺構巡り

森林鉄道の遺構を巡る講座がきょう市内で開かれました。この講座は、遺構を巡りながら遠野の森林鉄道についての理解を深めてもらおうと遠野市教育文化振興財団が開きました。きょうは、市民12人が参加し、初めに岩手南部森林管理署遠野支署の山田亨支署長から遠野の森林鉄道の歴史について説明を受けました。このあと、かつての路線や貯木場、橋台の跡地などを巡りながら話を聞き、さらに理解を深めました。山田支署長によりますと遠野の森林鉄道は、山から木材を運ぶために昭和初期からおよそ30年間使われていましたが、車の性能や自動車道の建設技術の向上などにより、昭和33年ごろに運行停止したということです。参加した人たちは、説明を熱心に聞き、わずかに残る当時の面影に「すごい」と声をあげていました。なお、遠野市教育文化振興財団では、今後も地域の歴史について理解を深める講座などを開催していくということです。

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