2021年9月27日放送

宮代W遺跡 現地説明会

松崎町で発掘された遺跡の現地説明会がおととい(25日・土曜日)開かれました。松崎町光興寺で発掘された宮代W遺跡は標高およそ300m、平地との高低差はおよそ30mあり、猿ヶ石川の北西部尾根上に立地した遺跡です。昨年度から岩石採取事業に伴い消滅する遺跡の記録保存を目的に緊急発掘調査が行われてきました。発掘調査では10世紀初頭頃の竪穴住居跡や遠野市では初となる12世紀・平安時代後期の経塚などが発見されたということです。この日は、市民50人が集まり、市文化課職員から発見された経塚から出土した渥美窯壺などの遺物や竪穴住居跡などの遺構の説明を聞いていました。参加した市民は遠野で初めての発見となる遺物・遺構を興味深そうに見学していました。なお、宮代W遺跡の調査は来月・10月まで続くということです。

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