2021年9月22日放送

市長記者懇談会

9月の市長記者懇談会がきょう(22日・水曜日)開かれ、遠野市市制施行16周年記念功労者表彰などについて発表がありました。本田市長は、初めに新型コロナウイルス感染症の取り組みについて、先週16日・木曜日に岩手緊急事態宣言が解除になったことに触れ、今後も緊張感を持って市民の安心・安全と暮らしを守るため、しっかりと向き合いながら対応していきたいと話しました。続いて、来月10月1日に行われる遠野市市制施行16周年記念功労者表彰式についても発表がありました。このうち、市勢振興功労者として表彰を受けるのは、郷土芸能の保存・伝承を推進し、教育、学芸等文化の発展に関して、顕著な功績があった上郷町の佐々木國允さん。建設業の発展に尽力するなど産業振興に関して顕著な功績があった青笹町の三浦貞一さんの2人です。また、新遠野市誕生から現在まで地区の中心となり市民協働による特色のある地域づくりの推進に尽力した11団体に対し、市制施行16周年記念地域づくり特別表彰を贈るということです。このほか、41人と12団体にも表彰状または感謝状が贈られるということです。なお、功労者表彰式は、来週金曜日(10月1日)の午後1時30分から市民センター大ホールで関係者のみ出席とする無観客で実施する予定です。また、市民や事業者の利便性向上を図るため、来月10月1日から市に提出する申請書や届出書など、認め印を求める書類への押印を原則として廃止するという発表もありました。書類への押印の求めの廃止を契機に今後、市では、行政手続きのオンライン化の実現に向けた取り組みを進めていくということです。一旦スタジオへまた、記者懇談会では、遠野市健幸ポイント事業の実施による医療費・介護費の抑制効果についてなどの発表もありました。遠野市健幸ポイント事業は、健康に関心のある人や無関心の人たちに歩数や血圧などを計測するセルフモニタリングと運動を習慣化してもらうことで、市民の健康寿命の延伸と医療費・介護費の抑制効果を狙う事業です。遠野市では、参加者1504人のうち、平成28年度から5年間継続して参加している186人について検証したところ、5年間の総額でおよそ1億300万円の医療費と介護費の抑制効果があったということです。また、昨年度の参加者一人あたりの平均医療費と介護費については、年間およそ13万4千円の抑制効果があり、さらに1日あたりの平均歩数が5000歩以上の参加者は、5年間総額で一人あたりおよそ40万円の抑制効果が見られたということです。遠野市では、今後も事業の推進に取り組んでいくとしています。また、来月10月22日・金曜日から市立博物館で秋季企画展「遠野物語と呪術」を開催することの発表もありました。企画展では、『遠野物語』や民間信仰、年中行事などにみられる「まじない」の習俗を中心に遠野と東北各地の資料が展示されるということです。

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