2021年9月6日放送

9月遠野市議会定例会一般質問始まる

9月遠野市議会定例会の一般質問がきょうから始まり、3人の議員が質問に立ちました。初めに、7月に設置された遠野市議会倫理検証特別委員会の委員長から「議員によるハラスメントがあったと委員会で確認した」と報告されました。報告のあと、対象の議員の辞職勧告動議が提出され、無記名で投票が行われた結果、賛成10票、反対6票で辞職勧告動議は可決されました。なお、法的拘束力は無いということです。続いて、一般質問が行われ、小林立栄議員、菊池巳喜男議員、菊池美也議員の3人が登壇し、消防指令業務の共同運用などについて市の考えを正しました。このうち、新型コロナウイルス感染症対策について本田市長は、「感染症患者や濃厚接触者などの心のケアを各種関係機関・団体と連携、協力し、より気軽に相談できる環境を整えていくことが大事と考えている」と答弁しました。この中で、SNSや情報通信技術を利用した気軽に相談できるサービスの活用・導入について、関係機関などの意見を伺いながら適時・適切に利活用できるよう検討したいと述べました。また、児童生徒のオンライン授業について菊池教育長は、「GIGAスクール構想により1人1台端末が整備されているが、家庭でのオンライン学習を行うための環境は、十分に整備されていない」と答弁しました。実施するためには、情報セキュリティや著作物を使用するための手続きなどの課題があるとし、現在、市教育研究所のICT教育部会を中心に課題解決に向け、検討を進めているということです。このほか、GIGAスクール構想の実態について、1学期末に市内小中学校を対象に端末利活用状況などを調査したところ、「ほぼ毎日活用している」が6校、「週に数回活用している」が8校だったということです。なお、9月市議会定例会はあすも一般質問が行われ、3人の議員が質問に立つ予定となっています。

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