2021年8月18日放送

総合計画審議会

今年度1回目となる遠野市総合計画審議会が先週(12日・木曜日)あえりあ遠野で開かれ、昨年度、令和2年度まちづくり指標の実績などについて審議されました。この審議会は市の総合的な計画の策定と推進に関する必要事項を調査・審議・評価するための市長の諮問機関です。この日は、市民・関係機関団体などからなる委員25人の内21人と本田市長や市の幹部職員などが出席しました。初めに、遠野市過疎地域持続的発展計画の策定など3つの項目について報告された後、前期基本計画のまちづくり指標実績や第2期遠野スタイル創造・発展総合戦略の重要業績評価指標が審議されました。このうち、令和2年度のまちづくり指標の実績は、131指標のうち34指標が達成、25指標が概ね達成、72指標が未達成ということです。また、第2期遠野スタイル創造・発展総合戦略の重要業績評価指標について、29指標のうち9指標が達成、20指標が未達成となっています。市によりますと未達成指標の内観光業や宿泊業、飲食業などが新型コロナウイルスの影響を受け、地域経済が低迷したことが要因であるということです。また、概ね達成となった中学校標準学力検査偏差値について委員から「過去5年間で1番低い数値となっている。家庭学習の時間が確保されていないのではないか」という意見が出されました。これに対し、市は、「教育研究所の学力向上取組やGIGAスクール構想のICT機器の活用により確かな学力育成を図っていく」と回答しました。なお、まちづくり指標については来週24日(火曜日)の議員全員協議会で報告された後、来月に市のホームページなどで市民に公開されるということです。

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