2021年8月11日放送

コミュニティ・スクール研修会

地域が学校運営に参画するコミュニティ・スクールの研修会が、先週、金曜日(6日)あえりあ遠野で開かれました。学校運営協議会制度コミュニティ・スクールは、学校と地域が力を合わせ学校運営に取り組む仕組みとして、全国や県内の小中学校で導入が進められています。遠野市でも、来年度、令和4年度からの本格導入に向け、これまで市内小中学校の教職員や関係者に向けた説明会や研修会が行われています。この日(6日)は、PTAや地域の学校関係者およそ50人が参加し、コミュニティ・スクールを導入した具体例や地域に与える影響などについて講演がありました。講師は、秋田県内で校長を務めコミュニティ・スクールを導入し、文部科学省コミュニティ・スクール推進員として全国で相談・講演などを行った経験を持つ、皆川雅仁さんが務めました。皆川さんの講演では、小学校・中学校・キャリア教育などの視点に分け、自身のこれまでの経験に基づいたコミュニティ・スクールを導入して分かった実例を紹介していました。その中では、日頃から学校と地域の連携や関わりにより子どもたちの自主性や学習面に差があったとし、学校と地域がお互いを知ることが重要であると説明がありました。また、コミュニティ・スクールを実践する上で、学校と地域の関わり方の変化として、参画する地域住民の新たなつながりに加え活性化が図られたことなどが、伝えられていました。参加した人たちは、皆川さんの講演に熱心に耳を傾け、コミュニティ・スクールが地域づくりに与える効果に理解を深めている様子でした。なお、この日は、市内小中学校の教職員を対象に同様の講演が行われたということです。

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