2021年8月11日放送

水稲葉いもち病・カメムシすくい捕り調査

2回目となる市内全域の圃場を対象とした水稲葉いもち病とカメムシすくい捕り調査がきょう(11日・水曜日)行われました。この調査は、水稲の品質向上と生産安定に繋げようと市やJAなどで組織する遠野地方病害虫防除推進協議会が毎年、この時期に実施しています。きょうは、協議会のメンバー10人が5つの班に分かれて、市内全域の圃場を対象に品質の低下となる水稲葉いもち病と斑点米の原因となるカメムシ類の発生状況について調査しました。協議会では、先月20日にもこの調査を実施していて、その時は、附馬牛、綾織、松崎の中部地域の水田と土淵、青笹、上郷の東部地域の畦畔で多くのカメムシ類の発生が確認されています。調査にあたった協議会のメンバーたちは、1回目の調査以降、適切な防除対策が取られているか確認しようと、それぞれの圃場で虫アミを手に持ってカメムシ類が発生していないか、また、目視で葉いもち病が発生していないかなど調べていました。そして、調査の結果、カメムシ類の発生は、圃場内やその周辺にイネ科の雑草が生えている場所で多く見られ、葉いもち病についても広い地域での発生が見られたということです。遠野地方病害虫防除推進協議会では、水稲の品質向上と生産安定のため、雑草の草刈りや薬剤散布など適切な防除管理を呼びかけていました。なお、協議会では、来年度も調査を続けていくとともに、今月末か来月初めごろには、水稲の登熟調査を実施し刈り取り時期を判断するということです。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.