2021年8月6日放送

岩手県知事への統一要望

岩手県知事への統一要望として、遠野市と遠野市議会がきょう(6日・金曜日)、今年度の要望書を県に提出しました。県では、市町村が抱える課題について状況を把握し来年度の予算編成などに役立てようと、毎年この時期に要望を受けています。きょうは本田市長と浅沼議長から県の佐々木隆県南広域振興局長に要望書が手渡されました要望内容は、「新型コロナウイルス感染症対策に係る支援」や「林業・木材産業の活性化と森林保護について」など13項目20件で構成されています。このうち、ワクチン接種への継続的な支援や地域経済回復に向けた財政支援を求める内容が盛り込まれた「新型コロナウイルス感染症対策に係る支援について」佐々木局長は、「市町村の希望に即したワクチンの必要量を確保し配布できるよう、全国知事会と連携して国に要望する」と回答しました。また、「ウッドショック」、外国産木材の輸入量減少に伴い、国産木材の価格が高騰している現状について佐々木局長は、木材の生産・加工利用それぞれの需給情報を共有するなど林業・木材関係者と連携を強化し木材の安定供給に向けた体制の構築に努めることなどを伝えていました。本田市長と浅沼議長は要望の総括として「今後もともに連携をとり課題を共有しながら、ご協力とご指導いただきたい」と考えを伝えました。なお、要望に対する県の回答については、評価を加えた上で後日、遠野市に示されることになっています。

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