2021年7月15日放送

遠野勢 白星発進

夏の高校野球岩手大会で、きのう(14日・水曜日)緑峰高校と遠野高校が両校そろって初戦を突破しました。緑峰高校の試合からお届けします。当初、緑峰高校の初戦は、今週日曜日(11日)に予定されていましたが、雨のため順延が続き、きのう(14日・水曜日)の試合となりました。四校連合と対戦した緑峰の先発ピッチャーは、3年佐々木康成。1回の表、緑峰は、先頭打者にフォアボールを与え、後続の送りバントでワンナウト2・3塁とピンチを招いてしまいます。しかし、相手のミスもあり1回を無失点で乗り切るとその後は、打たせて捕る安定したピッチングと守備を見せます。試合が動いたのは7回表でした。四校連合が2本のヒットで1点を先制します。追いつきたい緑峰は、その裏、5番・3年佐々木康成と6番・2年櫻井楓哉の連打でワンナウト2塁・1塁と同点のランナーを出しますが、相手ピッチャーの緩急のある投球でなかなかホームベースに届きません。さらに、9回表、四校連合のヒットが続き1点を追加され後がない緑峰でしたが、9回裏、打線がつながりこのままでは終わりません。先頭打者の4番・3年菊池魁がフォアボールを選ぶと、6番・2年櫻井楓哉のセンター前ヒット、続く7番・2年小水内彪雅が、レフトオーバーを放ち待ちに待った1点が入ります。さらにワンナウト満塁での場面で、1打、サヨナラのチャンスで打席に立つのは8回交代でセカンドに入った9番・2年堀切滉太。その初球。打球はライトオーバー。ランナー2人が還り3対2で緑峰高校は逆転勝利をおさめました。最後の最後に打線が爆発した緑峰は、2回戦に駒を進めあす、16日(金曜日)、釜石商工と対戦します。緑峰高校の初戦に続いて続いては、遠野高校の試合の様子をお伝えします。雨天順延の影響により今週11日・日曜日からきのう(14日・水曜日)初戦を迎えた遠野高校の相手は千厩高校でした。先攻の遠野高校は初回、1番・3年の菊池楽空がフォアボールで出塁すると、送りバントとボークで3塁まで進みます。そして、3番・3年の神原大輝のレフト前タイムリーヒットで幸先よく先制点をあげます。ON(先制点の様子)2回裏に同点、5回裏にも1点を奪われ逆転を許した遠野高校は、7回表、ランナー1・2塁の場面で6番・3年の佐々木仁がライト前にタイムリーツーベースヒットを放ち試合を振り出しに戻します。その後は、9回まで同点のまま両チーム譲らず、延長戦に突入します。試合が動いたのは、延長10回表でした。1アウト、ランナー2塁の場面で7番・2年の阿部和斗が口火を切ります。センター前のタイムリーヒットで勝ち越しすると、1番・菊池楽空と2番・2年の菊池瑛太によるタイムリーヒットで3点を追加し、試合を6対2とします。その裏、遠野高校は、相手の猛攻を受け、一点差にまで詰め寄られますが、何とか守り切り6対5で試合を制し初戦を突破しました。なお、遠野高校の2回戦は、あす午前9時から花巻球場で盛岡商業高校と対戦する予定です

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