2021年7月2日放送

あすチャレ!School

市内の小学校でおととい(30日・水曜日)「あすチャレ!School」が開かれ、児童たちがパラスポーツを体験しました。パラアスリートから学ぶパラスポーツ体験型の出前授業、「あすチャレ!School」は、スポーツを通じ共生社会への気づきと学びを児童や生徒に提供しようと、日本財団パラリンピックサポートセンターが開催しています。遠野市でも、間近に迫った東京2020オリンピック・パラリンピックの機運を高めようと、去年11月に続き開かれました。鱒沢小学校では、パラリンピックに4大会連続した経験を持つ、男子車いすバスケットボール元日本代表の神保康広さんを講師に迎え、5年生と6年生の児童8人が車いすバスケットボールに挑戦しました。おととい(30日)は初めに、普段の生活で使う車いすと競技用で使う車いすの違いについて、機敏な動きが可能になるようタイヤがハの字になっていることや、接触時に足を保護するバンパーが付いていることなどを実際に神保さんが車いすに乗りながら説明していました。また、デモンストレーションとして神保さんが実際にボールを扱いドリブルやシュートを決めると、児童たちからは大きな歓声が上がっていました。このあと、児童たちは、競技用の車いすに慣れるための鬼ごっこを行ったあと、車いすバスケットボールを体験しました。児童たちは、座った状態からのシュートや思い通りにボールを運べない難しさを体験しながらも、笑顔を見せながらパラスポーツに対し理解を深めた様子でした。試合のあとには、神保さんが、事故により障がいを負ってしまった自らの経験を話し、前向きに諦めず挑戦することの大切さを児童たちに伝えていました。また、おととい(30日)ときのう(1日)は、青笹小学校と遠野小学校でも「あすチャレ!School」が開かれ、児童たちはパラスポーツに関心を持ち理解を深めていたということです。

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