2021年6月30日放送

里山フェスタ2021

今年度の遠野市緑化祭「里山フェスタ2021」が今月、上郷町の初山市有林で開催されました。その様子が届いていますのでお伝えします。遠野市緑化祭「里山フェスタ2021」は、森林体験活動を通じて森林の役割と大切さについて理解を促すとともに住みよい環境・まちづくりを創造することを目的に遠野市緑化祭実行委員会が開きました。新型コロナウイルス感染対策のため愛護少年団や一般の参加は去年同様見送られました。会場となった上郷町の初山市有林の皆伐跡地では、木工団地内の事業体や遠野森人倶楽部など総勢およそ50人が500本のカラマツを植樹しました。集まった人たちは、根が出ないよう苗木を地面に入れて土を戻し、また、抜けないよう両足で根の周りを踏み固めていきました。そして、表面が乾燥しないようよけていた枝や枯れ葉は元に戻すなどといった方法も確認しながら、丁寧に植樹が行われていたということです。植樹作業終了後、実行委員会によって記念標柱が建立され、将来、ここ初山でも樹液採取ができるようにとシラカバが記念植樹されました。この他、遠野地方森林組合が所有している高性能林業機械の実演や参加者全員での記念撮影も行われました。なお、植えられたカラマツは今後、適度な利用を行いながら里山として有効活用されるということです。

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